宿泊施設を始めようと考えたとき、多くの方が最初に思い浮かべるのは、物件探しやリフォーム、インテリア、家具・家電、サウナや露天風呂などの設備ではないでしょうか。
「どんな宿にしよう。」
「お客様に喜んでもらえる空間をつくりたい。」
「SNSで話題になる宿にしたい。」
そんな夢を描く時間は、とても楽しく、ワクワクするものです。
もちろん、それらは宿づくりにおいて欠かせない大切な要素です。
しかし、OYADO LABが宿泊施設の開業相談を受ける中で、もっとも重要だと考えていることがあります。
それは、
「開業すること」ではなく、「開業した後も安心して経営を続けられること」です。
宿泊施設は完成した瞬間がゴールではありません。
本当のスタートは、その日から始まります。
だからこそ、建物やデザインだけではなく、「数字」と向き合うことが、宿泊事業を成功へ導く第一歩になります。
理想だけでは、宿泊施設は続きません
SNSでは、
「オープン初日から満室!」
「予約が半年先まで埋まりました!」
そんな華やかな情報を目にすることがあります。
もちろん、それは素晴らしいことです。
しかし、宿泊業は毎日が繁忙期ではありません。
天候。
季節。
景気。
観光需要。
競合施設の増加。
口コミ評価。
インバウンド需要。
自然災害。
社会情勢。
さまざまな要因によって予約状況は変化します。
だからこそ、
「もし想定より予約が入らなかったら?」
という視点を持って資金計画を立てることが、とても大切になります。
開業前に考えておきたい「5つの数字」
私たちは宿泊施設の開業前に、最低でも次の5つについて一緒に整理しています。

① 設備投資はいくらまでが適切か
「せっかくなら全部やりたい。」
その気持ちは、とてもよく分かります。
サウナ。
露天風呂。
ドッグラン。
ホームシアター。
薪ストーブ。
BBQスペース。
ワークスペース。
魅力的な設備は、お客様の満足度を高める大切な要素です。
しかし、設備は導入することが目的ではありません。
その投資が将来回収できるか。
ここまで考えることが重要です。
設備投資は「夢」ではなく、「経営」の視点で判断する必要があります。

② 自己資金と融資のバランス
宿泊施設を開業する際、多くの方が融資を利用されます。
しかし、
「いくら借りられるか。」
ではなく、
「いくらなら無理なく返済できるか。」
この考え方が何より重要です。
借入額が大きくなるほど、毎月の返済額も増えます。
稼働率が下がった時でも返済できるのか。
家計への影響はないのか。
将来のライフイベントにも対応できるのか。
開業前だからこそ、しっかり確認しておきたいポイントです。

③ 毎月の固定費を把握する
宿泊施設には、想像以上に多くの固定費が発生します。
・ローン返済
・光熱費
・清掃費
・リネン代
・OTA手数料
・通信費
・保険料
・消耗品
・修繕積立
・広告宣伝費
開業後に
「こんなに経費がかかるとは思わなかった。」
というケースも少なくありません。
だからこそ、利益だけではなく、「毎月いくら残るのか」まで考えることが重要です。

④ 稼働率が低い時期でも経営できるか
開業してすぐは口コミも少なく、予約が伸びないこともあります。
また、宿泊業には繁忙期と閑散期があります。
年間を通して安定した稼働率を維持することは簡単ではありません。
私たちは、
「満室だったら利益が出る。」
ではなく、
「稼働率50%でも継続できる経営。」
を一つの目安として資金計画を考えています。
余裕がある経営は、結果として長く続く経営につながります。

⑤ 将来の修繕費まで考える
建物は年月とともに必ずメンテナンスが必要になります。
エアコン。
給湯器。
家具。
家電。
外壁。
屋根。
水回り。
「開業資金」だけを考えるのではなく、
5年後。
10年後。
15年後。
まで見据えた資金計画が、長く愛される宿づくりには欠かせません。

OYADO LABでは「FP」と一緒に考えます
宿泊施設の開業には、
建築の知識。
運営の知識。
そして、お金の知識。
この3つが必要です。
だからこそOYADO LABでは、宿泊施設の企画・設計・運営だけではなく、**専属ファイナンシャルプランナー(FP)**と連携しながら、資金計画までワンストップでサポートしています。
社内FPのご紹介
ファイナンシャルプランナー 渡邊 裕介
宿泊施設の開業は、建物を建てれば終わりではありません。
開業後も安定した経営を続け、オーナー様やご家族が安心して未来を描けることが、本当の成功だと私たちは考えています。
そのためOYADO LABでは、建築や運営だけではなく、「お金」の専門家である
ファイナンシャルプランナー 渡邊裕介が、宿泊施設開業に必要な資金計画をサポートしています。
渡邊はこれまで、住宅購入、住宅ローン、資産形成、保険の見直し、ライフプランニング、相続対策、事業資金計画など、数多くのお金に関する相談に携わってきました。
また、マネーフォワードが運営する金融メディア「MONEY PLUS」においても、お金に関する情報を発信する執筆者として活動しており、専門的な知識を分かりやすく伝えています。
FPとして大切にしているのは、
「融資を受けること」ではなく、「安心して事業を続けられる資金計画をつくること」。
自己資金と融資のバランス。
毎月の返済計画。
キャッシュフロー。
ご家族のライフプラン。
教育資金。
老後資金。
こうした人生全体を見据えながら、「無理のない宿泊施設経営」を一緒に考えていきます。
建築・運営・資金計画。
それぞれの専門家がチームとなって伴走すること。
それがOYADO LABの大きな強みです。
宿泊業は短距離走ではなくマラソン
私たちが目指しているのは、
「開業できた。」
ではありません。
5年後。
10年後。
20年後。
地域に愛され、
リピーターが増え、
オーナー様が笑顔で経営を続けられること。
それこそが、本当の成功だと考えています。
そのためには、
建物だけではなく、
運営だけでもなく、
資金計画だけでもありません。
すべてがつながって初めて、持続可能な宿泊施設経営が実現します。
最後に
宿泊施設を始めることは、多くの方にとって人生の大きな挑戦です。
だからこそ、勢いだけでスタートするのではなく、「数字」と向き合い、「未来」と向き合いながら準備を進めることが大切です。
OYADO LABでは、宿泊施設の企画・設計・建築・開業支援・運営サポートに加え、
ファイナンシャルプランナー 渡邊裕介と連携し、資金計画までワンストップでサポートしています。
「この物件で本当に大丈夫だろうか。」
「どのくらい自己資金を用意すればいいのか。」
「融資はどのくらいが適切なのか。」
「家族の将来も考えながら宿泊施設を始めたい。」
そんな不安や疑問をお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
宿づくりは、人生づくり。
私たちは宿泊施設を建てる会社ではありません。
オーナー様の夢を形にし、その夢が10年、20年先まで続くように伴走するパートナーです。
建築のプロ、運営のプロ、そして資金計画のプロが一つのチームとなり、安心して未来へ進める宿泊施設づくりを、OYADO LABが全力でサポートいたします。